2012年 3月~6月

2012/06/24 ライブイベント “The Awakening(覚醒)第五章”

エクソダスとの決戦に向け、デュプレキャンプには大勢の冒険者が集まりました。
デュプレは声を荒げて士気を上げます。
「ブリタニアの市民諸君!よく集ってくれた!いよいよ決戦の時は来た。準備はいいか?
言うまでもなく、相手はモンディンとミナックスの生み出した悪魔、エクソダスである!」

そして、デュプレは以前酒場で出会った、ロード・ブラックソーンの道化、ヘクルスを話をしました。
ヘクルスは、彼の主人がエクソダスとの対抗手段について調べていたこと、そして彼の日誌には何が本当に起こっているのかが、したためられている可能性があることを、デュプレに話していました。
しかし、デュプレはその日誌を今日までに見つけることができませんでした。
「しかし、エクソダスを打ち破り、イルシェナーの、そしてソーサリアの、新たなる歴史の目撃者となるとき、すべての点がつながり、謎が明らかになるかもしれない。」
デュプレはこの決戦で謎を明らかにできると考えていました。
そして、いよいよデュプレと冒険者達は、エクソダスダンジョンへ向かいます。

エクソダスダンジョンへの入口は、守護者(guardian)によって守られていました。
彼らは攻撃を繰り返し、エクソダスの入口をこじ開けました。

エクソダスダンジョンの中に入ると、大勢の機械生命体が待ち構えていました。
強化された機械生命体尾が冒険者達に襲い掛かりました。彼らは協力し一体ずつ撃破し、西側のコントロールルームに向かいました。

しかし、コントロールルームの前には、またしても守護者によって壁が構築され通れなくなっていました。
彼らは周りの機械生命体を倒し、この壁を爆破しました。

奥のコントロールルームについたデュプレ。不審な箇所を探していたところ、冒険者が岩のような物を発見しました。

「この岩くらい持ち上げられるぞ!」
デュプレは一つ一つ岩を取り除きました。そこには大きな穴が隠れていました。
冒険者達は次々に穴に侵入しました。
穴の繋がっていた先は、変わり果てたヴァーローレグの街中でした。
ヴァーローレグの街の中には、いたるところに壁が構築され、機械生命体が待ち構えていました。
「街の壁を破壊して、機械生命体を殲滅してくれ!」
デュプレと冒険者達は壁を破壊して、機械生命体に攻撃をしかけました。

街の広範囲に機械生命体がいたため、冒険者達はそれぞれ手分けして攻撃をはじめました。
デュプレと冒険者達はお互いに報告しあい、機械生命体を殲滅することができました。

「怪我を負ったものは手当てを受けてくれ。」
街の西側に集合したデュプレと冒険者達。多くの怪我人が出たため、皆集まり体制を整えていました。
そのとき、デュプレは異変に気づきました。
「……待て。何か聞こえなかったか?」

「!?」

彼らの前に現れたもの。それはエクソダスでした。
現れた瞬間、その巨大なエクソダスは彼らに襲い掛かりました。

今までに出会ったことのないその強さと魔法で、次々と怪我を負うデュプレと冒険者達。
しかし、彼らは決して諦めずエクソダスへの攻撃を続けました。

戦士で接近攻撃を仕掛ける者。弓や投擲で遠距離攻撃を行う者。自分のペットを命令して攻撃をする者。
攻撃魔法、召還魔法を唱えて挑む者。そして傷ついた冒険者達を治療する者。
エクソダスに生命力を飲み込まれても、肌が焼けただれてしまって、彼らは攻撃を止めませんでした。
彼らは自分達の持つ力を精一杯に使い、そして遂にエクソダスを倒すことに成功しました。

「諸君よくやった、エクソダスは倒れたぞ!」
デュプレと冒険者達は、倒れたエクソダスの元へ集まりました。
「これは……ブラックソーン卿の日誌だ。それこそが私が探し求めていたものだ。」
デュプレはエクソダスから捜し求めていた日誌を見つけました。
彼らは危険なこの場から離れ、名誉のゲートへ向かいました。

「諸君。本当によく戦ってくれた。決して犠牲は少なくなかったが、どうにか我々は勝利を納めることができた。
今日我々はソーサリア始まって以来の、最も過酷な戦いを制し、名誉ある勝利を納めた。諸君の労を心よりねぎらいたい。」

「The Time has Come 我々の手にソーサリアを取り戻す時が来たのだ。」
デュプレが叫んだそのとき、名誉のムーンゲートにヒビが……。

「なに!?これはどうしたことだ!これはエクソダスが倒れたことと何か関係があるのであろうか……?ゲートに何が起こったのかは追って調査しよう。」
ムーンゲートの謎を残したまま、彼らはキャンプへ戻りました。

キャンプに戻ったデュプレは、冒険者達にエクソダスから見つけた日誌のことを話しました。
「諸君、本当によく戦ってくれた。エクソダスの死体から例の物の入手に成功したことを報告しておこう。ブラックソーン卿の日誌だ。」
デュプレは、ぱらぱらと本をめくりはじめました。
「ふむ……! これは興味深い。 私はこれからこの本をライキュームの信頼できる学術調査員のもとに持ち込んで吟味するつもりだ。諸君にもぜひ一冊お持ち帰りいただけるよう、写書屋を手配しておこう。興味のある者は近いうちにライキュームに行ってみるといい。この本を読めば何が起こっているのか少なからず謎が明らかになるかもしれない。
今日という日の輝かしい勝利は色あせる事はないが、ソーサリアは歴史の歩みを止める事はない。若き諸君はその歴史の担い手となって、これからも戦い続けてほしい。
また近々お会いするだろう。それまで、元気で!」
そう冒険者に伝え、デュプレはライキュームへ向かいました。

エクソダスとの決戦を制した、デュプレと冒険者達。しかしムーンゲートの謎は残ったまま……。
皆さんも、トランメル・ライキュームで日誌を手にとってみてください。少しずつ謎が明らかになるかもしれません。

====================================================================================

2012/06/15 ロールプレイ・セッション「小さな使者と名誉の騎士」

フェルッカ トリンシックにある酒場“The Keg and Anchor”
ウェイトレスが世話しなく働いている中、デュプレとシェリーがやってきました。

「サー・デュプレ、本当にお久しぶりです。」
「本当に久しぶりだね。シェリー。訪ねて来てくれてうれしいよ。そんなにかしこまらないでくれないか。
まあ飲んでくれよ。みんなも飲んでくれ! ここはオレのオゴリだ!」
「ありがとうございます。サー・デュプレ。」
「シェリー。俺はただのデュプレでいいんだ。あの頃から何も変わっちゃいない。あの頃のままのデュプレでいいんだよ。」
「デュプレ。私はあなたにこのようなご報告をしなくてはならないことが、本当に悔しくて情けないのです!
でも聞いてください。事態はもはやロイヤルガードや王室評議会だけで収拾することは不可能です。
八徳の体現者を失った今、ブリタニアの街は互いに反目しあい、人々は私利私欲に走り、街には襲撃者があふれています。それに……あろうことか今度は爵位の売買までする者が現れたのです!
けれど誤解なきように、サー! ……いえ、デュプレ! 人々に罪はありません!
問題は王室評議会の真似ごとをして人々から金をまきあげ、爵位を売りつけ、私腹を肥やす意地汚いやつらです!
おわかりでしょう?王室評議会の威信は地に落ちました。王室評議会は事態を重く見ております。
アークース様はあなたに戻って来てもらいたいのです。」
「……。」
「それに……今やブリタニアの地だけではなく、ソーサリア全土を巻き込んで異変が起きているのです。
かのイルシェナーの地では原因不明の地響きのあとに、ロード・ブラックソーンの城塞が跡形もなく消え去りました。
かって師アドラナスが1000年もの間見守り続けたミーアの墓すらも、どこにあったのかわからなくなってしまいました。
ジュカとミーアの争いは再び激化しています。均衡が完全に破られたのです。
おわかりでしょう、デュプレ。何者かが背後で動き始めているのです。彼らの心を再び支配しようと……。」
シェリー。君の気持ちはよくわかるよ。だけどジュカやミーアの種族間の争いに我々が首をつっこむことは感心しない。
ジュカはもともと好戦的な種族だ。彼らには彼らの義があり、誇りがある。ミーアとの争いの歴史は古い。
何らかのきっかけで彼らの間の確執が再燃してもそれは不思議ではない。」
「ええ、ええ、デュプレ。おっしゃることはよくわかります。けれど覚えておいでですか。
かってジュカとミーアの間の協定にも似た不思議な均衡が、両者に平和をもたらしていたことを。
ところがそれはエクソダスがジュカに魔法を与えることで崩れ去ってしまった!ジュカが禁忌を破ったのです!
彼らの崇高なる精神は蝕まれてしまったのです!」
「シェリー。つまり君は今回もエクソダスが背後にいると言うのかい?はっはっは!ばかな!
エクソダスはとうの昔にその機能を停止している。あそこにあるのは機械の形をしたただのオモチャだ。」
デュプレは酒をあおりました。
「デュプレ。どうかお聞きくださいますよう。何者かが停止しているエクソダスを再起動させる方法を発見したようなのです。」

「……!」
「闇取引が横行する現在のブリタニアでは、恥ずかしげもなく人々をそそのかし、エクソダス内部に送りこむかわりに小金をせしめる輩まで出始めました。人々は嬉々としてエクソダスに向かい、それがどんな結果をもたらすかも知らずにせっせとパズルを解いてエクソダスの再起動に加担したのです。」
シェリーはため息をつきました。
「人々は今も変わらず作業を行っているのかい?」
「いいえ、デュプレ。そうではないことを願っています。人々は既に真実を知らされています。
ただ、状況は取り返しのつかないところまで来ております。慢心した人々は立ち止まることを忘れてしまいました。
エクソダスに隣接するガーゴイルの居住地ヴァーローレグでは、砂漠に埋没したアンティークを掘りだそうとブリタニア全土から連日多くの者が訪れ、モンスターを掘り起こしては街に定住するガーゴイルたちを困惑させました。
その間にもガーゴイルたちは機械生命体の脅威と戦い続けましたが、ついに力つきてテルマーのザー女王のすすめに応じ、故郷ヴァーローレグを断腸の思いで後にしたのです。主を失ったヴァーローレグはエクソダス本体からの浸食がすすみ、今では見る影もない無残な姿を白日の下にさらしています。」
「エクソダスが復活したとは悪夢を見ているようだ。ヴァーローレグの現状に少なからずブリタニアの民が加担しているということか。あまり考えたくないことだが……。まったく評議会とガードは何をやってるんだ!」
「デュプレ。ロイヤルガードたちと良識ある市民の名誉のために申し上げます。混乱のさなかにあっても多くの者たちが結束し、精一杯戦ったのです。ザー女王に自ら支援を申し出て、ヴァーローレグの機械生命体の脅威にも立ち向かったほどです。
けれど立ち向かう敵はあまりに強大で、もはや彼らの手に負えなくなっております。浸食されたヴァーローレグに調査に赴いた彼らのリーダーであるケルヴィン隊長まで、行方不明になるという事態になっております。人々はおびえ、士気は下がる一方です。
シェリーはデュプレに言いました。
「どうか、どうかデュプレ!ブリタニアの民にはあなたが必要なのです!どうか戻って来て!お願いです!……お願い!」
デュプレはシェリーの顔をのぞきこみました。

「シェリー。君の話はよくわかった。だけどよく聞いてくれ。俺は名誉(Honor)の騎士だ。ここフェルッカで、トゥルー・ブリタニアンズのリーダーとして、名誉ある戦いをミナックスに挑んだんだ。名誉ある戦いは複数の相手に申し込むことはできない。これを取り下げてフェルッカを後にすることはできない。」
「お話はよくわかります。あなたはあの頃とちっとも変わっていない……。名誉を重んじる真の騎士でいらっしゃいます。けれどデュプレ!名誉とは誰が為の名誉でしょうか!今苦しんでいるブリタニアの民のために手を差しのべることが、どうして名誉を軽んじることになるでしょう!あなたの敵は私たちの敵であり、私たちの敵もまた、あなたの敵であるはずです!徳を忘れた人々の心をふたたびひとつにするために、私たちにはあなたが必要なのです!どうか、どうかデュプレ!ご決断を!」
デュプレはシェリーをみつめながら、
「はっはっは!こりゃ、一本取られたな!
……シェリー。そうだ。君の言う通りだ。名誉とは誓いを大切にする事だが、正しいと思う事を貫く精神でもある。」
「これは……。とんだ失礼を……。」
「いやいや。いいんだ。ではシェリー。早速だが、その行方不明になったというガードの話を聞かせてくれるかい?」
シェリーは行方不明になったケルヴィン隊長の話をはじめました。
「ケルヴィン隊長は先月、ヴァーローレグ、およびエクソダスで起こっている現象を、専門家を派遣して調査するためにキャンプを設営するという、特殊かつ極秘の任務のため、数名のヒーラーと物資の運搬係を率いて、現地へ視察に向かったのです。
ところがケルヴィン隊長以外の者が全員1週間も経たないうちに帰って来たのです。そして……。」
「そして?」
「彼らの誰1人としてまともに会話ができませんでした。声をかけると皆一様に恐怖の表情を浮かべ、次の瞬間にはぶつぶつと呪文のようなものを唱えはじめ『エクソダス! エクソダス!』と叫びながら、天を仰ぎ見てはひれ伏す動作を繰り返すのです。彼らは食事も摂らず、眠ることすらしません。方々手をつくしましたが、もう長くはないでしょう。かわいそうに!」
「その後ヴァーローレグに足を踏み入れた者はいないのかい?」
「実は相変わらずブリアニアの市民たちが、アンティーク欲しさに砂漠を掘り起こしております。
しかしロイヤルガード上層部はなぜかケルヴィン隊長の件をひた隠しにしていて、警告すら出そうとしません。
彼らはすでにエクソダスやヴァーローレグについて、何か重大な秘密をつかんだのかもしれません。」
デュプレは、席から立ち上がり、冒険者のほうを向きました。
「では、私が出向いてはっきりさせるまでだ。いっしょに来る者はいるかね?」
「……デュプレ!おやめください!危険です!」
「さあ!勇敢なるブリタニアの市民諸君!馬を厩舎から出して来たまえ!剣を抜きたまえ!我らこそはエクソダスの謎を暴く尖兵となろうぞ!準備ができたら名誉ゲートに集合だ!」
そう言うと、デュプレは真っ先に騎士魔法を唱え、名誉ゲートへ移動していまいました。
「デュプレ……待って……!お一人では危険だわ。私もデュプレの後を追います。デュプレと共にする方は、名誉ゲートに集まってください!」
シェリーと酒場にいた冒険者達は、身支度を整え、名誉ゲートに向かいました。

名誉ゲートから、ヴァーローレグの入口に着くと、そこにはケルヴィン隊長の持ち物が落ちていました。

「ケルヴィン隊長はヴァーローレグの中に侵入したようだ。……恐ろしいことだ! エクソダスはあらゆるものを浸食しながら、ひとつの生命体としてこうしている間にも成長を続けているのだろう。モンディンとミナックスが産み出した忌まわしい悪魔を我々は何としても食い止めなければならない。」
デュプレは冒険者のほうを向き、話しました。
「ブリタニアの市民諸君。どうやら私はこれからあらゆる有力者、知人やそのつてを頼り、ブリタニア全土から兵力を集めねばならないようだ。そしてそう遠くない未来に、ふたたび諸君にお目にかかるだろう。その時にこそ私はこの強大な敵に、諸君とともに名誉の戦いを挑むつもりだ。諸君! その時にはともに立ち向かってくれるか?ともにブリタニアの名誉のために戦ってくれるか?」

冒険者達は一斉に声をあげました。
「ありがとう。その時までゆっくり休息しておいてくれ!行こうか、シェリー。腕に乗りな。」
「はい、デュプレ。」
「では諸君! また会おう!」

デュプレと冒険者達は来たる決戦に備えて、準備を始めました。
そして後日、彼らは“エクソダス”との死闘を繰り広げることになります。

====================================================================================

2012/06/02 イベント「不思議な花」

誉島の庭園に遊びに来た小春。そこに以前ダンジョンで出会ったティアがやってきました。

ティアは小春の母 楓の治療の為に薬を調合していましたが、あまりうまく進んでいませんでした。
それを友達のドラゴンに話したところ、何か手がかりを知っているとのこと。
ティア・小春そして冒険者たちは、手がかりの知っているドラゴンに会いに行きました。

ダスタードの入口には、クレイブという青いドラゴンが待っていました。
クレイブは開口一番ティアに詰め寄りました。
「やぁティア!今日も可愛いね。さぁ、いつものように、僕に飛び込んでおいで。そんな人が多いからって、照れなくていいんだよ。君の赤く火照った身体を、僕の翼で優しく包み込んであげるから。そして君と僕は二人きりのランデブー……」
「……また翼を折ってほしいの? そう……分かったわ。」*身構える*
クレイブは何ならティアが気になる様子。ティアは……怒ってる?
ティアをなだめたクレイブは、手がかりをティア達に伝えました。
ダスタードには以前から不思議な人が来ること。倒しても倒して起き上がるという。その人が何か手がかりを知っているのではないかと……。
その人を追いかけたクレイブは、居場所を知っていました。その場所とはイルシェナーのロックダンジョン。
ティアたちは(半ば強引にクレイブを連れて)ロックダンジョンへ向かいました。

ロックダウンジョンにいたモンスターを次々と倒す冒険者達。しかし途中で小春が行方不明に。
ティアとクレイブは小春を探しつつダンジョンの奥に向かいました。
そこには、小春と処刑人が……。
「ケケケッ……カワイイ女ノ子捕マエタッ!実験ニ使ッチャウ!オ前タチ、ココデオサラバ。ケケケッ……!」
「ま……待って……!まずいわ……! 小春ちゃんが……!」
「あいつ……この前見た奴だ……!ティア! この壁を壊すの手伝ってくれ!」
壁の奥の通路へ連れて行かれた小春。助けるために壁を壊すティアとクレイブ。
壁から湧いたモンスターを倒すと、壁が崩れ奥へ進むことができました。

通路の奥は二手に分かれていて、ティアとクレイブはそれぞれ別の場所へ入っていきました。
そこには処刑人のボスと見られるGuardian of the Executionerがいました。
黒いローブを羽織った彼は冒険者達に襲い掛かりましたが、多勢に無勢、彼はすぐに倒されました。

Guardian of the Executionerが持っていたい持ち物を漁るティアとクレイブ。
そこには薬のレシピのようなもの、そして作業部屋と書かれたルーンが入っていました。
それを手に取ったティアとクレイブは、ルーンを使って作業部屋に侵入しました。

部屋にはさっき小春を連れ去った処刑人がいました。
「オレ…秘密マモル…イワナイ…実験終ワッテナイ。オ前タチ、許サナイ。オレ戦ウ。」
そう言うと処刑人がティアとクレイブに襲い掛かりました。しかし、彼もまた冒険者達の力で倒されました。

小春を探すティアとクレイブ、そうすると
「ディアしゃん、グレイブしゃあん!!」
北の部屋から小春が泣きながら走ってきました。小春は何事もなく無事でした。
安堵したティアたちは、Guardian of the Executionerが持っていたレシピを使って、薬を作りました。
出来上がった薬を渡すティア。小春は大喜び。
小春はお礼に、ティアを楓に紹介することにしました。
そしてクレイブはダスタードへ戻ることに。彼は去る前にティアに話しかけますが……。

見事撃沈しました。

ゼントに戻った小春はティアを連れて楓のところへ来ました。
「お母さん、ただいまーっ!今日はね、ドラゴンさんを連れてきたよ!ティアさんっていうんだよ!」
「はじめまして、ティアさん。母の楓と申します。やんちゃな娘がお世話になっているようで……」
「いえいえ、小春ちゃんといると賑やかで楽しいですよ」

小春は早速ティアが作った薬を楓に手渡しました。
(見るからに苦そうだ……)
*ゴクゴク*
「……あら……?何だか、体が軽くなってきたような……」
「本当に!?」
「効いてきたかな? もう少しゆっくり休めば、楽になると思います」
「何だか、背中に翼が生えたように、ふわふわした感じに……」

体が軽くなったという楓。楓はゆっくり休むことにしましたが……。

「ところで小春?」
「なぁに、お母さん?」
「今日はどこに行っていたの?」
「きょ……きょうは……」
「また危ないところに行ったんでしょう!?今日は許しませんよ!今日は尻叩き100回よ!」
「い……いやだああぁぁあ!ごめんなさぁい!!」
逃げ出す小春と、追いかける楓。薬が効いたのかどうか定かではありませんが、すっかり元気なようです。
そして取り残されたティアは……。
「みなさん、今日は手伝ってくれてありがとう。クレイブにもお礼を言わなくちゃ……」
そう言うとティアはダスタードに向けて飛んでいきました。

イベントにご参加いただき、ありがとうございました!

====================================================================================

2012/05/18 ライブイベント “The Awakening(覚醒)第四章”

テルマーのザー女王に謁見を許された、ロイヤルガードケルヴィンは、首都ブリテインの戦士ギルドに冒険者と共に集合しました。

ブリテインでの暴動は、落ち着いてきたように見えましたが、ヴァーローレグではダンジョンから湧き出るオーバーシーアにより
防衛戦が繰り広げられていました。そして、エクソダスダンジョンでは冒険者がネクサスを入手できるようになっていましたが、その装置が一体どのような物なのかも謎のままでした。
ケルヴィンは、ヴァーローレグの現在の状況、そしてネクサスという装置に関することを冒険者達と話し合いました。
会話では、ネクサスという装置のリペアを私たちが繰り返したことにより、現在のヴァーローレグの異常事態に繋がった可能性があるとのことでした。
その後ケルヴィンと冒険者達はテルマーに向かい、ザー女王に謁見しました。

ザー女王は、ヴァーローレグの異常事態に、ガーゴイルがお互い手を取り合う必要がある、そしてテルマーには彼らのための避難所を設けて、受け入れる準備があることを話しました。そして説得の為にヴァーローレグへ赴き、長であるアンレルタールと話をする予定があることを聞きました。その時……。

「陛下……! 申し上げます! 陛下!」
傷を負ったガーゴイルがザー女王の前に飛んできました。彼は、ヴァーローレグにおびただしい数の機械生命体が流入していることを伝えました。ザー女王がお会いするはずのアンレルタールも街が混乱していて生存確認ができない、と……。
ケルヴィンそして冒険者達は立ち上がり、機械生命体のいるヴァーローレグへ向かいました。

ヴァーローレグは機械生命体で溢れていました。特に街の北西にあったエクソダスダンジョンに通じる穴からはおびただしい数の機械生命体が湧き出ていました。ケルヴィンと冒険者達は協力して倒していきました。

戦闘が終わると、アンレルタールの姿が見え、そしてザー女王も駆けつけました。

ザー女王はアンレルタールに協力を申し出ました。
「我が友アンレルタール。今日のところはヴァーローレグが機械生命体の手に落ちるのをかろうじて食い止めることができました。しかしヴァーローレグの軍は疲弊しております。この勇気あるガードたちもヴァーローレグの有事にいつも駆けつけることができるとは限らないでしょう。いかに経済が活況を呈していようとも機械生命体の流入が今後も続けばそれは一時的なものになるでしょう。今こそ決断のときです。我がテルマーにはヴァーローレグの同胞を受け入れる準備があります。」
ザー女王の申し出にアンレルタールは答えました。
「親愛なるザー女王。あなたの申し出に感謝いたします。しかし我々は目先の利益だけでこの街を出る事をためらっているわけではないのです。ご覧ください。我々の先祖が額に汗し、爪に血をにじませ、岩盤を削り出して築いたこの美しい白亜の街、ヴァーローレグを!我々の祖先はこの地で石細工とガラス工芸を産み出し我々はその歴史と文化を連綿と引き継いで来たのです。この街は我々の誇りであり、我々自身です。」

その後ザー女王はヴァーローレグへヒーラーと物資を支援することを伝え、飛び立ちました。
飛び立ったザー女王に、アンレルタールは無言のまま……。

そして後日、ヴァーローレグの街は……。

====================================================================================

2012/05/06 イベントストーリー 「父の切なる願い ~端午の節句~」

◆GAIAさまからのイベントストーリー応募作品です。
◆このストーリーは、GAIAさまのストーリー原案を元に、イベントモデレーターがイベント用に改変しております。

舞台はゼントの宿 みやび。
父の勇太郎は子の健太と二人で漁師として漁場を探し、旅をしながら細々と暮らしていました。

ダッダッダッダッ
元気な男の子の足音がします。
ダンッ!
健太が息せき切って何かに憤慨した様に勢いよく宿に飛び込んで来ました。
「とーちゃん! とーちゃん!!」
「なんだい、健太。そんなにあわてて。」
勇太郎がとぼけた顔で健太を見上げました。
「とーちゃん! なんでうちには鯉のぼりないの?! 兜がないの?!」
勇太郎は怪訝そうな顔をしながら答えました。
今までの暮らしから鑑みてもあまり無理を言わなかった健太が珍しく声を荒立てていたからです。
「どうしたんだ。今ごろになって。」
勇太郎は以前から端午の節句を息子にしてやりたいという想いは有りましたが、何せその日暮らしの漁師。
そんな余裕は有りませんでした。
今までで息子に申し訳ないと思いつつも何とか節句の日が過ぎてくれれば・・・そう思いながら毎年やり過ごしていました。
しかし健太も10歳。周りの子供達に兜や鯉のぼりを自慢され、貶され、居ても立っても居られなくなった様でした。
「よその子はみんな鯉のぼり飾ってるよ! どうして家だけないの?!」
「……。すまない健太。父ちゃんはあいにく怪我をしてしまったんだ。
あと鯉のぼりを作るためには職人さんにジャイアント・コイを加工してもらわないといけないんだが
父ちゃんの小型船ではジャイアント・コイが釣れる沖へは出られないんだ。わかってくれるか?」

健太がふてくされて頬を膨らませました。
「毎年そうやって何もしてくれないじゃないかっ!」
「……。」
「もういいよ! とーちゃんなんかに頼らないよ!
僕は知ってるんだ! 燃えるカブトムシがいる洞窟とか扇子を持ったおばちゃんたちがたくさんいる道場に
壺やらバスケットやら掛け軸がわいててそれを質に入れたらお金になるって……!」
健太はそう言い残すと悔しさを堪えながら飛び出して行ってしまいました。
「健太! どこへ行く!子どもがそんなところに一人で行ったら危ないぞ!健太!」
怒り心頭の健太は父の声を振り切る様にゼントの外へと走り去っていきました。

「あー…つかれたつかれた…まったく…誰だ鯉を逃がしたやつは…おやおやこれは勇太郎殿。血相を変えていかがなされましたかな?」
勇太郎を見かけた鯉九座衛門は声をかけました
「これは鯉九座衛門どの。お見苦しいところをお見せした。今し方息子の健太が節句の祝いをせがんできたのだが
ご覧の通り怪我をしてしまって動こうにも動けない。さとしたところヨモツやファンダンサーへ行くと言って
飛び出して行ってしまったのだ。」
「それは大変! 一体何だってそんな危険な場所へ……!すぐに連れ戻さなくては!しかし老人と怪我人では如何ともしがたい。」
鯉九座衛門は考え、そして声を発しました。
「……むむ! 喜助殿! 喜助殿はいらっしゃらぬか!」
「騒がしいな。一体何事だ?」
名を呼ばれ、喜助は宿の2階から降りてきました。
「勇太郎殿の息子の健太がヨモツやファンダンサーへ行くと言って飛び出して行ったそうなんじゃよ。急いで探しに行かねばならん。」
喜助はふと2階で見ていた光景を思い出しました。
「青いはかましたを着た子ですかな?さっき窓からゲートまで走って行った子が見えましたぞ。」
「喜助殿。ご覧の通り怪我人と老人では足手まといになるばかりじゃ。ひと肌脱いではもらえまいか。」
「困ってる人を見捨てる訳にはいきますまい。拙者が探して参りやしょう。」
「ああ喜助どの。しばし待たれよ! 勇太郎殿の息子の健太が無事に戻った時にはわしからちょっとした贈り物をしてやりたいんじゃ。」
勇太郎は驚きました。
「鯉九座衛門……。今何と?」
「腕に覚えのある者は喜助殿とともに健太の捜索へ。ここに手先の器用な鍛冶師や釣り師はいらっしゃらぬか?
いたらひとつこのじじいに力を貸してはくれまいか?箱いっぱいの鎧兜をいただければ職人に届けてほどかせて
立派な五月人形に仕立て直すように頼んでしんぜよう。
いきのいいジャイアント・コイが3匹あればこのじじいが立派な鯉のぼりも作って差し上げられようぞ。」
「なんと……。鯉九座衛門殿! かたじけない。
喜助殿!どうか私もご一緒させてくだされ……。私が不甲斐ないばっかりにこんなにも大勢の皆さまにご迷惑を……。」
「あいにくだか勇太郎殿。怪我人は足手まといになるだけだ。ここはご遠慮いただこう。」
鯉九座衛門は勇太郎に声をかけました。
「ほっほっほ。勇太郎殿はわしといっしょに来るがよいぞ。いっしょにゼントの鍛冶屋へ参ろうぞ。
鎧兜を入れる箱を用意しなくてはな。あと釣り師の皆さんも港へご案内しなくてはな。」
「では、拙者も出発しよう。」
喜助は、健太を探しにヨモツ坑道へ、勇太郎と鯉九座衛門は健太への節句の準備の為に鍛冶屋へ向かいました。

喜助達が向かったヨモツ坑道には、モンスターがいます。彼らはモンスターを倒し、振り切りながら健太を探しました。
しかし、坑道内に健太の姿はありませんでした。

「どうやらここにはいないようだ。ではファンダンサー道場へ向かおう。」

ファンダンサー道場に向かった彼らに凶悪なモンスターが襲ってきました。
喜助達は勇敢に立ち向かい、一番奥の部屋まで進みました。
部屋に待ち構えていたsuccubusと戦い終えると、ファンダンサーが姿を現しました。
「なによあんたたち。うるさいわねぇ……。えっ? 子どもを探してるですって? あの青いはかましたを着た子かい?
あの子なら道場の入り口で追い返してやったよ。
あたしがちょっと扇子をぶつけてやったらば、泣きべそかいて「かーちゃん! 助けて!」とか言ってたわ!」

ふっと姿を消したファンダンサー。健太の手がかりは、坑道にも道場にもありませんでした。
喜助たちは一度勇太郎のもとへ戻ることにしました。

ゼントに残った鯉九座衛門と勇太郎は、健太のために節句の準備を始めていました。
「鍛冶師の皆さま方!鎧兜は箱に入れておいてくれるかの。かたじけない。」
鯉九座衛門は金色の木箱を置きました。
「“鉄胴”と“装飾兜”を、この箱に入れてもらえるかの。」
鍛冶師たちは、すぐに鎧と兜を作り出し、すぐに箱はいっぱいになりました。
鯉九座衛門は釣り師の方にジャイアント・コイを用意してほしいとお願いしました。
「ジャイアント・コイはこの島周辺の深海で獲れる魚での。
鯉のぼりに仕立て上げるために、新鮮な今日釣れたコイが必要なのですじゃ。
鯉のぼりに加工してしまいますゆえ、釣ったコイはお返しできないが……。3匹ほど用意してはもらえぬか?」
釣り師たちは、深海へ向かい、次々とジャイアントコイを釣り上げました。


鍛冶師と釣り師のおかげで、鎧兜とジャイアント・コイが十分揃いました。
鯉九座衛門が節句の飾りつけの準備を始めようとした時、ファンダンサー道場にいた喜助たちがゼントに帰ってきました。
「勇太郎殿、喜助ただ今戻って参りました。」
「喜助殿! 健太は……。健太は見つかりましたか?」
「勇太郎殿。実はファンダンサー道場で健太を見たという魔物がおったのです。
入り口で追い返されたと聞きましたが、そこからどこへ向かったのかはようとして知れませぬ。」
勇太郎は少し考え込みましたが、思い当たる場所を思い出しました。

「あ! もしや健太はあそこかも知れませぬ。」
「お心当たりがおありですかな?」
「あの子は母親の墓へ行ったのかも知れませぬ。」
「なんと……。その墓所とはどこにあるのでござろうか?」
「それがその……。健太の母親は健太がまだ赤ん坊の時分に流行り病にかかって亡くなりまして……。
その病を忌嫌った村人たちがダンジョンの奥深くに亡くなった者たちの墓所を構えたのです。」
「ダンジョンとな! それは何があるか解らぬゆえ、準備をして参りましょうぞ。」
「出立まで今しばらくお待ち申し上げるゆえ、一人でも多くの皆さんにご協力いただきたい。」
喜助たちは周りの冒険者にも声をかけ、協力をお願いしました。
そして、勇太郎は母親の墓へ通じるゲートを開きました。
「こちらでございます。」

薄暗い洞窟を抜けると、そこには小さなお墓がありました。
喜助たちが近づいてみると、そこには泣きじゃくる健太が立っていました。
「うわーん、うわーん。」
「おお。あれが健太殿か。」
「おお! 健太! 健太じゃ!」
勇太郎が健太に近づこうとした時に、喜助がただならぬ気配を感じました。
「ここは危険だ! 皆の者、これ以上前へ行ってはならぬ!」
「健太! 健太! こっちへ来るんだ!」
「とーちゃん?!」
健太が叫んだ瞬間、墓からskeletal dragonが姿を現しました。
勇太郎は傷ついた体で健太を守ろうとします。喜助や冒険者はskeletal dragonへ挑んでいきます。

その悪霊はとても強く、何度も冒険者に襲い掛かりました。
勇敢に立ち向かう冒険者のおかげで、何とかskeletal dragonを倒すことが出来ました。
勇太郎は健太に歩み寄りますが、健太はむっとしたままでした。
「健太! お前というやつは心配させおって!ここへは一人で来てはいけないと言っただろう!
皆さんもお前を心配して来てくださったんだ。ちゃんとお礼を言いなさい!」
「とーちゃん……。とーちゃんはどうしてそうなの?!いつも俺の気持ちなんかより大人の都合じゃないか!
とーちゃんは俺のことなんか……。俺のことなんか……!」
喜助はにこにこしながら健太に話しかけました。
「そんなことはないぞ。お父上はお前さんのことを心配して怪我をおしてここまで来てくださったのだよ。
どこの世界に子を愛しく思わぬ親がいるものか。お前さんにはかけがえのないたった一人のお父上がおるではないか。」

「そんなの……。そんなのわかってるよ!わかってるけど……。わかってるけど!」
健太の目から大粒の涙が零れ落ちました。勇太郎はそっと健太を抱きしめました。
「健太。お父さんも悪かったよ。お父さんはお前のためによかれと思って一生懸命働いて来たが
寂しい思いをさせて来たかもしれんな。……ごめんな。」

勇太郎、健太、喜助が宿に戻ってくると、鯉九座衛門が節句の飾りつけをしていました。
「皆さま方、遅いから心配しておったぞ!端午の節句の準備はできておりますぞ。さあさあ早く!」
健太は節句の飾り付けを見て目を輝かせました。
「……えっ。うわぁ……。鯉のぼりだ……。兜もある!」
「本当に何とお礼を申し上げてよいやら……。ありがとうございます。」
勇太郎は鯉九座衛門に頭を下げました。
「とーちゃん! 一体これどうしたの! ねぇ! とーちゃん?いつの間に用意してくれたの?」
「……健太。実はこれは父さんじゃなくて周りの皆さんがお前のために用意してくださったものなんだよ。
父さんはすっかり皆さんの世話になってしまった。だけど来年は父ちゃんが自分でジャイアント・コイを捕まえて来よう。約束するよ。」
「うん! そうだね! そしたら僕も手伝うよ! 本当にありがとう! でも来年は心配しないで!」
「ははは。そうかそうか。健太が手伝ってくれるならきっと大丈夫だ。」
「うん! とーちゃん大好きだよ。」
飾り付けられた鎧と兜、そして宿の柱になびく鯉のぼり。
今年の端午の節句は健太にとっても勇太郎にとっても掛け替えのないものとなりました。

************************************************************************************

イベントストーリー終了後、GAIAさまからご感想をいただきました。

『開催するにあたって』

この度本当に多くの方々にご参加頂き有り難う御座いました。

今回のイベントが滞りなく進行出来ましたのも
ひとえにご参加下さりました皆様のご協力と
影ながらお力添え下さいましたEMの方々のご尽力のお陰です。
この場をお借りしてお礼申し上げます。有り難う御座いました。

当初、ストーリーは大まかなものでしか有りませんでした。
EM Misakiさまと幾度となくメールをやり取りし、また何度かお時間頂き
徐々に形となっていき、最終的にはMisakiさまが脚色下さいました。
この様な形でイベントが開催出来ました事に感謝致します。

GAIA

************************************************************************************

飛鳥初のイベントストーリーにご参加いただき、ありがとうございました!

====================================================================================

2012/05/05 【飛鳥・倭国】子どもの日イベント ~老人と鯉~

5月5日は子どもの日。飛鳥・倭国シャードにて鯉のぼりを飾るイベントを実施いたしました。

トクノの地で代々養鯉場を営む鯉九座衛門。
トクノの地では子どもの成長を祝い大きな鯉を飾る祭りがあり、鯉九座衛門その稚魚を育てていましたが、
手塩にかけて育てた鯉の稚魚が一匹残らず根こそぎ奪われてしまいました。
鯉九座衛門は、集まった冒険者に稚魚の捜索をお願いしました。

飛鳥の冒険者は池や湖の近くへ、倭国の冒険者は日の当たらない建物の地下や穴へ、稚魚を探しに行きました。
冒険者が金色の箱から稚魚を見つけ出し、無事に稚魚を回収することができました。

無事、飛鳥・倭国のゼントに大きな鯉のぼりを飾ることが出来ました。
飾り付けられた鯉のぼりには、稚魚を見つけてくださった冒険者の名前が彫られました。

イベントにご参加いただき、ありがとうございました!

====================================================================================

2012/04/22 イベント「不思議な花」

やんちゃな女の子 小春 と ヤングドラゴン ティア の物語。

小春の母 楓は体が弱く、ゼントのさとり療養所で休んでいました。
そこへ外に遊びに行っていた小春が元気よく帰ってきました。
「お母さん、ただいまーっ! 今日はお母さんのために、プレゼント持ってきたんだよ」
小春は手一杯のピンクの花を手渡しました。

「あら…とってもきれいなお花ね。不思議なお花だわ…見てると元気が出てくるわ。」
「ほんとう!?やった!お母さん、もっとお花持ってきたら元気になる?」
「えぇ、もちろん。元気になって小春と遊びたいわ。」
「!! じゃあ、もっとお花とってくる!」
小春はとてもうれしくなって、冒険者たちともう一度お花を探しにいくことにしました。

最初に訪れた場所には、摘まれたあとだったのか花は咲いていませんでした。

小春は冒険者たちに、二手に分かれて探してもらうように頼みました。
冒険者たちが次に訪れた場所は、ダンジョンの奥深くでした。
そこにはたくさんのドレイク・ドラゴンが待ち構えていきました。


突然湧いた真っ黒なドラゴンを倒すと、壁が崩れ、さらに奥へ進めるようになりました。
小春と冒険者たちは現れたゲートに次々と入っていきました。

ゲートの先には、綺麗なピンクの花。そして不思議な赤い色をしたヤングドラゴンがいました。

ヤングドラゴンは突然大挙してやってきた冒険者たちに怒りをあらわにしました。
「もう!なんなの、こいつら!いつも私たちの邪魔ばかり!」
「えっ、どうして!?小春たちなにもしてないのに!」
「うるさいっ!人間どもめ!これでもくらえっ!」
「きゃーっ!たすけてっ!」
ヤングドラゴンが叫ぶと、目の前にはピンク色のドラゴンが。
2体のドラゴンが小春と冒険者たちに襲い掛かりました。

しかし大勢の冒険者が協力し、2体のドラゴンはすぐに倒されました。
「くっ……いつもどうして邪魔ばかり…」
「ドラゴンさん、どうして小春たちを…」
「あんたね…私が育てた花をとっていったのは。」
「えっ…あのきれいなお花?お母さんのプレゼントにと思って、摘んだんだけど…」
「プレゼント!?なんてことしてくれるの!この花は、私たちの大切な薬草なのよ!」
小春が摘んだ綺麗な花、それはドラゴンたちにとっては治療に必要な薬草でした。
「や…薬草…?」
「そうよ!あんた達が私たちを傷つけるから、治療に必要なの。
それなのに…あんた達は、傷つけた上に大事な花まで取っていくなんて…!」
「小春は…!そんなつもりじゃ…きれいな花だったから、お母さんにあげたら喜ぶとおもって…」
「知らないわよ!この花でどれだけの仲間が救えたと思ってるの!やっぱり人間とは仲良くなるべきじゃなかったわ…」
「そ…そんな…!お母さん体が弱くって、元気になってほしくて……その…花を…」

小春はヤングドラゴンに、花を摘んだ理由を説明しました。
「お母さんにお花渡したら、元気が出るって言われたから…もっとお花取って持っていったら、喜んでくれるかなって…」
「そうなの…でも私たちも困るわ。自分の仲間が助けられない。」
「う……うぅ……ごめんなさい……」
「まぁまぁ泣かないで。悪いことしようと思って、したんじゃないんだから。また花は植えてみるわ。」
「うぅ……本当にごめんなさい…」
「いいのよ。もう泣かないで。私は人間嫌いじゃないわよ。襲ってこなければ…でも、この花人間にも使えるのかしら。不思議だわ…。」
「お花を見て、元気が出るんだよ?」
「私たちにとっては薬草よ。これを使って傷を治したり、元気になったりするの。」
「それ、小春たちも使える…?」
「どうかしら…人間でも使えるといいわね。これも何かの縁だわ、一度調合してみましょう。」
「ほんとう!?ありがとうドラゴンさん!」
「わたしの名前はティアよ。よろしくね。」
「ティアさん、ありがとう!」

ティアは小春の母のために人間用に薬草を調合してみることにしました。
小春は、それが出来上がるのを楽しみに待つのでした。

この物語は次回へつづきます。

あまりの参加者でラグが発生し戦闘など進行が難しく、お手数おかけいたしました。
ご参加いただき、ありがとうございました!

====================================================================================

2012/04/08 ライブイベント “The Awakening(覚醒)”

ここ連日、暴徒の襲撃に遭っていた首都ブリテイン。
そして、ブリテインの街中には、何者かが置いた謎の樽が多数置かれていました。
その樽には、ガーゴイルの町であるヴァーローレグ(Ver Lor Reg)の表記が。
ロイヤルガードのケルヴィンは、ブリタニアの市民と共に、この樽の調査のためヴァーローレグに集まりました。

鍛冶屋のウィズレムと会い、話を伺うと、樽はヴァーローレグで用意したものだが、なぜブリテインにあるのかは分からないという。
続いて、ウィズレムはこう話しました。
「あの樽は先日起こった大きな地殻変動のさい、山崩れが起きて通れなくなった通路の瓦礫を撤去する為に用意した物なのです!運悪く盗まれてしまったのですが、ブリテインとはなんら関係の無いものです!樽に火薬が入っていて、とても危険なものです!」

「火薬だと…!?一体なぜそんなものがブリテインに…今のブリテインにそんな物騒なものがあったら……大変だ……!ブリテインが…ブリテインが危ない!」
ケルヴィンとブリタニアの市民は、急いで首都ブリテインに向かいました。

ブリテインは、大勢の暴徒と、置かれていた樽の爆発で混乱していました。ブリタニアの市民は、暴徒を制圧しながら、ブラックソーン城へ向かいました。

ブラックソーン城の橋に来ると、暴徒が橋を爆発させてしまい、ブラックソーン城への橋が通れなくなってしまいました。

ブリタニアにはかつてない危機が迫っているようです。
ブリタニア市民の皆さんも、今後のタウンクライヤーの情報に気をつけてください。

====================================================================================

2012/04/08 「Happy Easter!」

4月8日はイースター(復活祭)。お祝いのプレゼントを配りに、Missy the Easter Bunnyがブリタニアを訪れました。
ブリテイン・ニューヘイブン・ルナと訪れたウサギは、ブリタニアの市民がたくさん用意したニンジンにつられて、ゼント・Fコーブにも訪れたようです。

集まったブリタニアの市民は、リスのようなウサギの像からプレゼントを受け取っていました。
また会えるといいですね *smiles*

====================================================================================

2012/03/25 「Meet & Greet」

EM Misakiの飛鳥シャードEM着任のご挨拶と、ミニゲームを開催いたしました。

ミニゲームは、トリンシックのAlexさん、ゼントのAoiさんに話しかけてゴールを目指すゲームでした。
しかし予想以上のプレイヤーさんの多さに、NPCが隠れてしまう始末・・・お手数かけました・・・m(_ _)m
Alexさんは、“チーズ”が欲しいと言うものの、“チーズのかけら”を受け取らず、プレイヤーさんから怒号が・・・

Aoiさんはcookなのにもかかわらず、自分で“寿司盛り”を作らず、プレイヤーに持ってこさせるという人づかいの荒い人でした。

北斗から駆けつけてくれたEM Ricciaさんの協力もあり、無事(?)イルカから記念品をゲットできました。

その後、プレイヤーさんからきわどい質問を受けながら、新しく出来た飛鳥のリワードホールの見学に。
まだ飾るものがないので、代わりにMisakiの出来心で作った飛び込み台で遊ぶみなさん。
しかし、勢いあまって(?)滝つぼに転落したプレイヤーさんが一名・・・
EMイベント初の死者が出ました。まさかここで死者が出るとは・・・

皆さんとお話していると時間はあっという間。飛鳥初のEMイベントが終わったのは日付の変わった0時半でした。

初めてのイベントでお手間をとらせてしまいましたが、皆さんのおかげで無事初めてのイベントを終えることが出来ました。
イベントに参加していただき、ありがとうございました!

 

 

おまけ:イベントが終わり片づけをしていたら、見つけてしまいました。

Comments are closed.