桜の咲く山を駆け巡る女の子。小春は満開の桜を見ながら遊んでいました。
桜の花びらを摘みながら山沿いを歩いていると、一人の採掘師がFire beetleを連れて鉱石を掘っていました。
採掘師は、鉱石を掘り終わると山沿いを少し歩いて、またPickaxeを手に持ち、鉱石を掘り始めました。
一生懸命に掘り続ける採掘師と退屈そうなFire beetleを見ながら、ふと目をやると、
彼らの採掘した場所には、いくつもの黒い小片が落ちていました。
小春は、採掘師の後ろを歩きながら小片を拾いはじめました。
「お嬢ちゃん、それ使うのかい?」
小春に気がついた採掘師が声をかけてきました。
「これ何に使うの?」
「それはな……」
「ただいまーっ!」
「おかえり小春。今日も遅かったわね……。」
心配する楓をよそに、元気娘はバックパックからポーチを取り出しました。
「今日はこんなの拾ったんだよ」
「今日は何かしら……。」
恐る恐るポーチを開くと、黒い小片がてんこ盛り。
「……。」
「今日会ったおじさんが、『この小片を持って呪文を唱えると、楽しい事が起こるよ』って言ったからもらったの」
笑顔で話す小春。楓はため息をつきました。
「知らない人にはついていったらだめって言ってるでしょうに……って、楽しい事って……」
「えーっと……たしか……Vas Kal An Mani In Cor……」
「!! こ……小春待ちなさい!」
楓は慌てて小春を制止しました。きょとんとする小春。
「その呪文は……危ないかもしれないからだめ。」
「ぇー……危ないの?」
「危なくないかもしれないけど、だめよ。仕舞っておきなさい。」
「はーい……。」
小春はポーチに小片を入れると、階段を上がり部屋の片隅の収納箱に入れました。
「ほら、小春。ご飯食べるわよ。」
「はーい! ご飯! ご飯! 今日のおかずはなにー?」
「わさびあえよ。」
「わ……わさび…………。」
小春が階段を駆け下りると、ポーチを入れた収納箱がほのかに光り始めました。
「*う~ん……むにゃむにゃ……*」
遊び疲れた小春は、布団に入るとすぐに眠ってしまいました。今日はどんな夢をみるのでしょう?
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【開催日時】 4月21日(日) 22時~
【集合場所】 徳之諸島 禅都銀行 (六分儀座標 32o 21′N, 41o 16′W)
※当日ニュジェルムEMホールよりイベント会場まで送迎ゲートを設置します。
(ニュジェルムEMホールへは、ブリテイン第1銀行西側の直通ゲートをご利用ください)
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《イベントにご参加の皆さまへ 注意事項・お願い》
◆ 5・6月に、続編のストーリーを実施予定です。
◆ イベントチャンネル “Asuka EM Event” にお入りください。
◆ 当日は戦闘準備のうえお越しください。
◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
– イベント進行の妨害、かく乱行為。
– EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ ロールプレイ中は、ロールプレイキャラクターの周囲を空けてくださるようお願いいたします。
◆ 皆さまのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!