【ミニイベント】少年探偵バシネ・ルクレール 「風が逆巻く村」(補記)

イベント内で使用したセリフを抜粋して、以下に記載いたします。


【ブリテイン広場】
◆バシネ・ルクレール
ふむ、誰かと待ち合わせかね?
やあ助手君、来てくれてありがとう。今回も助かるよ。
急な呼び出しになってしまって、本当にすまないね。
けれど今回はね、どうしても君に同行してほしかったんだ。
まずは現場であるミーアの村に移動しよう、
ゲートに入ってくれたまえ。


【ミーア村】
◆バシネ・ルクレール
さて、では状況を説明させてもらうよ。

今回はこのイルシェナーにある小さな村の事件なんだ。
森と丘に囲まれた、静かで穏やかな土地でね、
争いも少なく、風景も美しい場所として知られている場所なんだ。
……少なくとも、つい最近まではそうだった。

今、この村で妙な異変が続いている。
村外れの古い洞窟から、強い風が吹き出しているんだ。
しかも昼夜を問わず、まったく止まらないらしい。
まるで何かが呼吸しているような風音だそうだ。

ただの強風ならば、ここまで騒ぎにはならない。
問題はね、その風が異様に持続していることなんだ。
吹き荒れるというより、押し出し続ける圧力の流れ、
自然現象にしては、少し説明が難しいんだよ。

村人たちはかなり怯えているようだったよ。
窓は鳴り続け、扉は夜通し軋み続けるらしい。
夜になると外を歩く者も減ってしまったそうだ、
生活そのものが削られている状態と言えるね。

彼らは口々にこう語っていたよ、
「洞窟に魔物が巣食ったに違いない」ってね。
もちろん、その可能性も十分に考えられる、
けれどボクには少し違う感じに思える、違和感があるんだ。

風というものは、案外と正直な存在なんだよ。
吹くなら吹くで、必ず理由や条件があるものだ。
それがここまで執拗に続くのは不自然にじゃないかい?
誰かの意志が混ざったような気配すら感じるんだ。

だから今回の調査目的は、異常な風の発生源をこの目で確かめること、
魔物が関与しているなら適切に対処すること、
そして村の静かな日常を取り戻すことだ。

そしてボク達探偵はね、真実を振りかざす存在ではないんだ。
人が安心して歩ける状態を整えることが大切なんだ。
そして、その報酬として真実を得られるって寸法さ。

さて、これから向かう場所についても説明しておこう。
風の源になっている洞窟へ向かう予定だ。
原因は必ず、中心に近い場所に潜んでいるはずさ、
そうじゃないと楽しくないだろう?

もちろん道中も油断はできない状況だろうね、
異常が続けば魔物も引き寄せられてしまうのは必然ってものさ。
すでに周辺で怪しい影が目撃されているらしい、
戦闘への備えも整えておく必要があるだろうね。

でも安心していいよ、助手君
君がいてくれて、バシネットもここにある。
キミ達の目と耳とボクの観察力があれば、必ず道は見えてくる。
それがボクら探偵のやり方だからね。

……ほら、ここでも感じるだろう?
村にまで届いているこの一定の風圧をさ、
途切れず、重たく、押し出し続けている流れだ。
やはり普通の風とは違っているようだね。

それじゃあ行こうか、助手君。
まず洞窟の手前にあるラットマンキャンプの状況を確認しよう。

さあ、ラットマンキャンプの入口まで行こうか助手君
今回もボクと一緒に歩いてくれたまえ
この奇妙な風の正体を追いかけよう
事件はすでに動き始めているんだからね


【洞窟手前・ラットマンキャンプ】
◆バシネ・ルクレール
……止まって助手君
ああ、バシネットが鳴ってる。
ボクのバシネットには空中の金属の粒子を感じ取るスキルがあるんだ。
バシネ・メタルディテクターと言うんだけどね
うん、この反応は金属だけじゃなく血と錆の様だね、しかも複数だよ。

ほら見てごらん。
岩陰に粗末な天幕と焚き火跡だ。
予想通り、ラットマンの野営地だね
風を避けて集まったのだろう。

でも油断は禁物だよ助手君。
彼らは臆病で狡猾な連中だからね、こちらを認識すれば先に仕掛けてくる。
……ほら、やっぱり来たね。
来るよ!気を付けて助手君!!

【戦闘:ラットマン斥候隊】

◆バシネ・ルクレール
ふう、バシネットがなければ危ないところだった。
助手君大丈夫? ケガはないかい?

さて、ここで一つ考えてみよう。
彼らが平地ではなくここに陣取っていた理由……
単なる偶然では説明がつかない配置だ。
これはたぶん、洞窟から吹き出す風を避けるためだろう

つまり異常は以前から続いてたってことで、
一時的な自然現象ではない証拠だよ
そうなると、やは洞窟の内部に継続的な原因があると見るべきだ。
調査は避けられないね助手君

行こう
この風の正体を、この目で確かめよう。
洞窟内部へ進むよ。
危険だから、くれぐれも奥に行かないようにね。
まずは入口はいったところで様子を調べよう。


【洞窟内部】
◆バシネ・ルクレール
暗いね……でも助手君、感じるかい?
洞窟奥からの風の圧が増しているよ。
普通なら距離とともに風が弱まるはずなのにね。
明らかに不自然だね。

ん? バシネットが、少し温かい

ああ、ボクには魔力を知覚することができるスキルがあってね
バシネ魔力感知と言うんだ
魔法や呪いがあるとすぐわかるんだ、強い魔力を持つ魔物がわかったり便利なんだよね。
やっぱり洞窟の奥から濃い魔力を感じるね、
風と魔力が結びついている証拠だ。

つまり何かの要因で魔力異常がおこり、この風を作り出しているんだろう。
あるいは、何かが暴走しているかだね。
慎重に奥まで進もう助手君。

前方から低い振動音が伝わってくる。
骨の擦れるような、這うような音だ。
来るよ、構えて!

【戦闘:風喰いワーム】

◆バシネ・ルクレール
ふう、バシネットがなければ危ないところだった。
助手君大丈夫? ケガはないかい?

ここがこの洞窟の最奥の様だね
バシネットの温もりもはと、こっちかな?


【洞窟最深部】
◆バシネ・ルクレール
……これは崩れた祭壇?
装置の残骸にも見えるね。
バシネ魔力感知の反応が濃い、流れがこの一点へ収束しているね。
ここが異常の中心で間違いない、風の源もこの場所だろうね。

興味深い状態だよ助手君、
誰が何のために作ったのか、そこまでは断定できないけれどね。
けれど対処法は推測できるよ、漏れ出た魔力をまた封じればいい。

……いいかい助手君
理由が分からないままでも構わない
止めるべき異常は止めればいいんだ、村の生活を守るためならね

ここに鍵穴みたいなものがあるね。
ここはバシネロックピックの出番かな。
ああ、ボクにはバシネットを使った鍵開けスキルがあってね
バシネロックピックと言うんだ
バシネットのこの先っぽを鍵穴に差し込んで……
ガチャリ!!
よし、鍵を閉じることができたぞ。

……うん
風圧が弱まっていくね助手君
耳鳴りのような振動も消えていく、洞窟が本来の呼吸へ戻っていくよ

静かだ……
さっきまでの唸りが嘘みたいだね、これで異常な風は収まったはずだ
任務完了だよ、助手君
さあ、村に戻ろうか!


【エピローグ 村への帰還】
◆バシネ・ルクレール
……聞こえるかい助手君?
あの不気味で唸るような風の音はもうしない、
木々の揺れも穏やかになっている、これが自然の風の音なんだよ。

村人たちも風が収まったことに喜んでいる様だね。
風が収まり日常が戻る、それだけで世界は続いていくからね。

でもmそれでもいいんだよ助手君。
世界は少しずつ歪み続けている、記録も歴史も万能じゃない。
それでも人は歩みを止めないのさ。

……いい風だね助手君、頬をやさしく押していく。
事件が終わった証拠だよ。

助手君、今回も一緒に考えられて楽しかったよ
さあ、次の事件が待っている
少年探偵は――次の謎へ向かう時間さ
それじゃあまた会おう、助手君

  おしまい ー