【ブリテイン広場】
◆バシネ
やあ、助手君。来てくれてありがとう!
ボクの名はバシネ・ルクレール
探偵歴40年の少年探偵さ
ん?このバシネットがめずらしいって?
これはボクのステータスさ、じいちゃんから受け継いだものなんだ
じいちゃんからはバシネット以外にも受け継いだものがあるんだけど
その話は今はいいか
ええとね
ボクはいつもは一人で事件を解決しているんだけど
今回はボクの手にあまりそうなんだ
そこでじいちゃんから受け継いだ連絡先に相談したってわけなんだ
今は電話一本で助手君に来てもらえるんだからいい時代になったよね
今回はイルシェナーにある、小さな教会の話なんだ
そこでは、夜になると鐘が鳴るんだ
問題は、そこ教会の鐘は何年も前に撤去されているって事なんだよ
しかもね、その音のあと必ず魔物が現れるらしいんだ
毎晩ほとんど同じ時刻に鐘が鳴って
しばらくすると魔物が現れるらしい
地元の人達は“あの鐘は災いを呼ぶ”って言ってるくらいさ
だから今では誰も居ないし、誰も近づかないらしい
でもさ、助手君
毎晩ほぼ同じ時間に起きるのは……少し出来すぎていると思わないかい?
ボクにはそこにある“何か”が、同じ事を繰り返しているように思えるんだよ
あるいはまるで誰かが“合図”として鐘をならしているか…
どちらにしても、ボクは偶然じゃないと考えているんだよ
こそでボクら探偵の出番というわけさ
さて、現場に行く前にコミュニケーション手段を決めようか。
助手君、チャットに参加してくれたまえ。
チャット入っていれば、何処にいてもボクの声が聞こえるって寸法さ!
そうだな、チャンネルは Asuka EM Event が良いかな。
半角スペースが入っているから間違えないでよね!
あーあー
ボクの声が聞がきこえているかい?
大丈夫の様だね
さあ、行こうか助手君
教会の近くまで行けるテレポータを準備してあるんだ
このテレポータに入ってくれたまえ
(現地へ移動)
【教会の裏手】
◆バシネ
ここは教会の裏手だよ
今日の鐘はもう鳴ってしまったようだ、少し間に合わなかったか
それなら教会に入る前に少しだけ周りを見ていこう
ん?……ちょっと待って
いま見えない何かがここを通った様だ
ああ、ボクには音を見ることができるスキルがあってね
トラッキングバシネットと言うんだ
足跡を見るんじゃない。“残った音”を拾うんだ
そうすると… やっぱりあった
ほらそこ、地面が踏み固められてるみたいだね
うん、数は……一匹、これは人の足跡じゃない
ボク等の足跡より深く沈み込んでいるね
といことは重い何かの存在が通ったという事さ、たぶん魔物だろうね
足跡は教会の方に向かってる
ただ単に“教会に向かっている”ようにも見えるし
“鐘に引き寄せられた”ようにも見える
なんにせよ、答えは教会の中にあるはずさ
助手君、そこの像があるだろう?
その像を二回ノックしてくれたまえ
そうすると教会に入れるって寸法さ
行こう、助手君
教会の中で正体を確かめよう
【教会内部】
◆バシネ
教会の中に入ると、空気が変わるだろ?
こういう場所はね、音が正直なんだ
……ほら
石を削るような音が、近づいてる
来るよ助手君
説明は後!
(戦闘:石喰い狼 Stone Eater Wolf)
ふう、バシネットがなければ危ないところだった。
助手君大丈夫? ケガはないかい?
さて、ここで一つ考えよう
こいつはなぜここにいたんだろうか?
迷い込んだ感じじゃなかったし
ボクには“ここに何かがある”という風に思えたよ
魔物が“何か”を“知って”いる
それって、どういう状況だろう?
ん?……風の流れが、変だ
ああ、ボクには風の流れを知覚することができるスキルがあってね
風読みバシネットと言うんだ
風の通り道がわかるから、隠し通路とか見つけるときに時に便利なんだよね。
うん、どうやらそこの上り階段の方から風が流れて来る様だ。
ねえ助手君
もし“誰もいない”はずの場所で何かが起こったら人々は、それを何と呼ぶ?
……“怪異”さ
行こう
怪異の正体を、確かめに
【教会の上階】
◆バシネ
足元に気をつけて
……あれ?
バシネットが、少し温かい
ああ、ボクには魔力を知覚することができるスキルがあってね
バシネ魔力感知と言うんだ
魔法や呪いがあるとすぐわかるんだ、強い魔力を持つ魔物がわかったり便利なんだよね。
こっちみたいだ、行ってみよう。
(胸像のところまで移動)
どうやらこの胸像から魔力を感じる
なにか仕掛けでもあるのだろうか?
調べてみるか…
うん、どうやら二回ノックすると屋上に移動できるようだ。
助手君も上がってくるといい
【教会の屋上】
◆バシネ
ここが屋上ということは
以前はここに鐘があったんだろうね、今は何もないけど
考えてみよう、助手君
ここに鐘がないってことは鳴らすこ事もできない
それでも鐘の音は夜ごと響く
じゃあ、この音は何なんだろう?
ん? またバシネットが少し温かくなってきた
どうやら鐘の音を守り続ける“存在”が近づいている様だ
……助手君、気を付て!!
(戦闘:鐘守りの亡霊 Phantom of the Bellkeeper)
ふう、バシネットがなければ危ないところだった。
助手君大丈夫? ケガはないかい?
静かになったね
バシネットの温もりも、もうなくなったよ
鐘の音は「鐘守りの亡霊」がここで“役目”を果たし続けた証だったんだね
鐘がなくなっても“鳴らすべきだ”という意志と魔力が残った
それが、夜ごとに鳴る鐘の音の正体だったんだ
きっと「石喰い狼」は、音に“呼ばれた”んじゃない
“残っていた意志”に、引き寄せられていたんだろう
人が去っても想いは、場所に残ることがある
時にそれを、人は“怪異”と呼ぶのだろうね
でもね、怪異は悪意とは限らない
ただ“続けよう”としているだけのこともある
ボクらが成し遂げたのはは真実を暴いたんじゃない
“残っていた意志”を開放してあげたのさ
もうここに魔物は来ない、 夜も静かなままだろう
助手君、世界は悪意や欺瞞でできているのかもしれない
そして何者にもなれない無意味な存在もあるのかもしれない
でも、それでも人は歩き続けるしかないのさ
助手君、今回は一緒に考えられて楽しかったよ
さあ、次の事件が待っている
少年探偵は――次の謎へ向かう時間さ
それじゃあまた会おう、助手君
(おしまい)
