「……素晴らしい……」
薄明りの灯る室内で、その若い男はカウチで寛ぎながらつぶやく。
「なんと美しいのだ……」
男は新たに手に入れた品を眺め、グラスに注がれ芳醇な赤い液体を味わう。
「ヒヒヒッ……お楽しみ中ですかな?」
静寂の中、今まで誰もいなかったはずの場所に不気味な男が立っていた。
「……掃除屋か」
「ヒヒヒッ……そろそろご用がおありの頃かと……」
「……そこの床に転がっている。」
「おお、それはありがたいですな。どれどれ……」
不気味な男は、かつて健康であったであろう人に近寄り検分を始める。
「ヒヒヒッ……これなら新鮮な臓〇が採れそうですな、掃除代はいつも通り
〇器代と相殺という事で……」
「フン……、しかしよくも毎回タイミングよく嗅ぎ付けてくるものだ」
「ごらんの通り私は目が見えませぬが代わりに鼻が利きましてな、どのお客様が新鮮な商品を作っておられるのか判るのですよ。」
「犯罪者は犯罪者を知る……という訳か……」
いつの間にか不気味な男の部下であろう人影が現れ、死を迎えつつある塊を
運び出す。
「ヒヒヒッ、出来てしまった死体の処分にお困りのお客様は大勢いらっしゃいますからな」
「まあいい、私の邪魔だけはするなよ」
「それはもう心得ておりますとも、今後とも良しなに……」
気が付くと不気味な男の姿は気配と共に消えていた。
「美しいモノから醜く邪魔な部分を取り除き芸術へと昇華する……」
再び一人となった若い男は立ち上がり、部屋の中央にある展示台へと近寄る。
そこにあるモノは、一対の「脚」があった。
日時: 10月25日(金) 23時開始
集合場所:ブリテイン市民広場(六分儀座標: 7o 54’S, 11o 10’E)
※ニュジェルムEMホールに現地へのゲートを設置いたします。
◆ 一部に猟奇的な表現が含まれるため、許容可能な方のみご参加ください。
◆ イベントチャンネル Asuka EM Event にお入りください。
◆ 貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 戦闘、移動可能な装備でお越しください。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
・ イベント進行の妨害、かく乱行為。
・ EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ ロールプレイ中はロールプレイキャラクターの周りを開けておいてくださいますよう、お願い致します。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!
プレーヤーの皆さまのご協力をお願いいたします。