ブラックソーン城・執務室。
広報官の差し出した書類に目を通したブラックソーン王は、眉を少し上げて彼女を見やる。
「…ミノックからの要請か」
「宴に出す食材調達の援助、とのことですが如何致しましょう？ミノックの財政は安定しておりますし、おそらく人材支援を希望しているものと思われます」
「食材調達となると、ある程度の腕力も必要だな。料理人にはいささか荷が重いか…」
「陛下、私が出向いても良いかと存じますが…ミノック首長とは面識もございますし」
深いはしばみ色の眼にいたずらっぽい色を滲ませ、王は腕を組んだ。
「…君の料理の腕でか？それは首長も大変だな」
思わぬ方向に話が進みそうな気配を察し、広報官は話題を変える。
「し、しかし…腕力と料理の腕を兼ね備えた人材となると、なかなか……」
「いや、そうでもないぞ。格好の人材がいるではないか」
「…？…あ！かしこまりました。今すぐ連れて参ります！」
「うむ」
足早に退出する広報官を見送り、王は秋深まるブリタニアの柔らかい陽光に身を浸す。
「もうそんな季節なのだな。秋の宴か……」

※今回のイベントは、ミノック首長Jittaさんの原案です
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◆開催日時:平成26年10月25日 22時30分～
◆集合場所:トランメル・ミノック首長官邸前
当日は、EMホール前、マラス・ルナ銀行前から集合場所へのゲートをご用意致します。
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《イベントにご参加の皆さまへ 注意事項・お願い》
◆ イベントチャンネル “Asuka EM Event” にお入りください。
◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 当日は戦闘準備のうえお越しください。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
– イベント進行の妨害、かく乱行為。
– EM、作者様、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ ロールプレイ中は、ロールプレイキャラクターの周囲を空けてくださるようお願いいたします。
◆ ロールプレイ中の召喚魔法・戦闘詠唱のご使用はご遠慮ください。
◆ 皆さまのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう！